浄水器フィルターのプロが教える失敗しない浄水器選び

抜群に使い勝手がよく、安全性が高い浄水器とは

まず浄水器のろ材に着目

私は、不織布(ふしょくふ)メーカーの出身です。不織布(ふしょくふ)って聞き慣れないかも知れませんが浄水器のフィルターろ材としてどんな浄水器にもほぼ100%使用されている縁の下の力持ちみたいな存在です。あらゆる浄水器メーカーや素材メーカーが直接的、または間接的にお客様だったので、フィルターろ材に(材質)関しては、かなりの知識を持っています。もちろんそのままお話しても専門的すぎて分かりづらいので、なるべくかみ砕いた各ろ材の説明を中心に、相場価格・使い勝手などを紹介しながらどんな浄水器を選べばよいのか解説したいと思います。現在、市場に出回っている浄水器のタイプについて、個々の特徴を紹介していきます。浄水器の外見と機能から浄水器を分類すると、次の6種類になります。尚、アルカリイオン水や電解還元水などにも浄水機能はついていますが、これらの商品は浄水することよりも他の機能がメインとなっているので、分類からはずしました。●蛇口直結型
●ポット型
●据置型(カウンタートップ)

●ビルトイン型(アンダーシンク)
●逆浸透膜浄水器(RO浄水器)
●セントラル型(元栓取付型)この6種類について個々の特徴や問題点を見ていきましょう。

【蛇口直結型】

蛇口直結型浄水器現在、もっとも普及しているタイプで、全体の8割を占めています。蛇口の先端にそのまま取り付ける小型・軽量タイプです。価格は数千円~2万円程度。

フィルターカートリッジは2ヶ月~6ヶ月毎に交換が必要になります。

フィルターろ材(材質)は最も安価な粒状の活性炭と中空糸膜(ちゅうくうしまく)の組み合わせが中心です。もちろん粗い不純物除去用として「不織布」も使われています。

不織布(ふしょくふ)とは綿をはじめ、あらゆる化学繊維を織物にすることなくシート状に成型したまさに織らない布です。

浄水器にはポリエステルやポリプロピレンの繊維の一部を熱で溶かしてくっつけ、シート状にしたタイプが使用されています。

赤サビなどの比較的大きなゴミ(不純物)をろ過(除去)するのに適しています。

安価で、ほとんどの浄水器にメイン(主に活性炭)のろ材を長持ちさせる(目詰まりを防ぐ)「プレフィルター」(前処理フィルター)として使用されています。

活性炭は木炭、ヤシ殻などの原料を高温で蒸し焼きにして作った多孔性(微細な孔が沢山ありそこに有害物質を閉じこめます。)の炭です。

活性炭には、粒状のものと繊維状のものがありそれぞれ特徴が異なります。

蛇口直結型に使用されているのは、もっとも安価な粒状タイプです。

塩素や異臭を取り除くには大変効果的ですが、鉛などの重金属は除去できません。

また、害にはなりませんが、空気に触れる位置に活性炭があり、管理が悪いと雑菌が繁殖する場合があります。

そこで、雑菌を除去する能力のある中空糸膜と組み合わせています。浄水器の多くは抗菌剤として「銀(銀イオン)」を使っています。(メーカーによって異なります。)

「銀」自体は食品添加物ですし、浄水器の活性炭からの銀イオンの流出は極わずかで、その量も管理されていますで、一般の健康体の方なら問題ないと考えます。

ただし弊社では、「金属アレルギー」のお客様から、「絶対に銀などの抗菌剤を使わないでほしい。」とのリクエストが数多く寄せられています。

「小麦」や「卵」にアレルギー反応を示す方のために最近では「この食品には小麦と卵を使用しています。」などと表示されているのをよくみかけます。「銀」も同じことで、通常は問題なくても、アレルギーの方がいる限り、きちんと表示すべきというのが私の意見です。

「銀」抗菌剤についてはこちらで詳しく解説しています。
「金魚が飼えない浄水器の本当の理由」

中空糸膜はミクロン単位の微細な孔が無数にあいた繊維フィルターです。繊維の中がマカロニのように空洞になっています。

ろ過面積が大きく、雑菌や高分子の不純物はよく取れますが、有機化合物は除去できません。

このタイプの問題点は、コンパクトすぎて水の処理能力が低いことです。

野菜を洗うときなどの場合、蛇口から水を出すときは、1分間に約5リットルから6リットルは出ています。(2リットルのペットボトルで3本分)

しかし、このタイプの浄水器は1分間に1~2リットル程度(2リットルのペットボトルで1本分)しか除去能力がありません。

1分間に2リットルって「ちょろちょろっ」て感じです。これではストレスが溜まるので、「ジャー」と一気に使います。すると浄水器の能力の30%しか発揮できないことになります。

中空糸膜は

フィルターの目が細かすぎるため、目詰まりを起こしやすく、浄水器内に汚れが蓄積されてそれが逆に流れ出てきたり、水量が急速に減って通水できなくなったりすることがあります。

このタイプを購入される場合は、浄水器を清潔に保ち、使用水量を守ってお使い下さい。

【ポット型】

ポット型浄水器ポット型の容器に水道水を注ぎ、ゆっくりとろ過するタイプです。価格は数千円~2万円程度。フィルターカートリッジは頻繁に交換が必要となります。

フィルターろ材は、粒状活性炭とイオン交換樹脂のタイプが中心。イオン交換樹脂は、マイナスとプラスのイオンを交換することで、水の中に溶け込んでいる有害物質を安全なものに変える働きをします。

イオン交換樹脂は選択的(好き嫌いがある)に有害物質を除去しますので、除去したい有害物質の種類でイオン交換の種類も異なります。

浄水器に使用されているのは主に重金属に対応するタイプで、有害な鉛をよく取り除きます。

ちなみに軟水器に使用されているイオン交換樹脂は、水道水の中の「カルシウムやマグネシウム」を選択的に除去します。

ポット型はゆっくり水をろ過するのでよい水ができるイメージがありますが、蛇口直結型でも1分間に2リットルは処理できますので、濾過に時間をかけるのは、塩素除去以外のほかの理由と考えられます。

このタイプは飲み物専用で、野菜を洗ったり、お米を研いだりする用途には向きません。

また、イオン交換樹脂は非常に高いろ材で、スペース的にも沢山入れられないので、寿命が短く

頻繁に交換が必要になります。ランニングコストを考えると高い水になります。

「銀」抗菌剤については、使用しているメーカーと不使用のメーカーがあります。
金属アレルギーの方は、購入前にメーカーに問い合わせてみてください。

【据え置き型(カウンタートップ)】

据え置き型浄水器蛇口の先端と浄水器をホースでつなぎ、本体はキッチン(流し)の上に設置します。蛇口直結型よりも処理容量が大きく、フィルターカートリッジの交換は6ヶ月~1年程度。価格も蛇口直結型よりも高いです。価格は2万円~10万円程度が相場ですが、中には30万円以上のものも。

このタイプの浄水器に使用されるフィルターろ材は様々です。

活性炭と中空糸膜の組み合わせ、つまり蛇口直結型の大型タイプが中心ですが、各浄水器メーカーは、サイズに余裕があるので、いろんなろ材を組み合わせて特色を出しています。

活性炭、イオン交換樹脂、セラミックろ材、サンゴ、天然鉱石などが主流です。

しかし、東京都や国民生活センターが「効果が認められない」と発表している「磁石」や「セラミックボール」を組み合わせたものには注意してください。

また、大量の活性炭が充填できるので、何年もフィルター交換しないで済むと宣伝している会社もあります。

なかには、メンテナンス不要とうたっているものも。確かに、塩素除去能力と使用水量だけを見れば、何年も持つ計算になりますが、塩素以外の有害物質の除去率を考慮すれば、フィルターはなるべく1年に一度交換して、点検を行ったほうがベターです。

【ビルトイン型(アンダーシング)】

ビルトイン型浄水器大きさそのものは据置型とかわりませんが、専用の蛇口を設けて、本体をキッチン(流し)の下に設置するタイプです。そのために工事が必要で、価格も工事費込みで8万円~20万円まで様々です。

このタイプにも様々なろ材の組み合わせが見られますが、その多くは最も安価な粒状の活性炭と中空糸膜の組み合わせです。蛇口直結型を大きくしただけのタイプと思って下さい。

処理能力はさすがに蛇口直結型の2倍ほどありますが、それでもお米を研ぐには少ない量です。

このろ材の組み合わせは、蛇口直結型と同じように

 

フィルターの目が細かすぎるため、目詰まりを起こしやすく、浄水器内に汚れが蓄積されてそれが逆に流れ出てきたり、水量が急速に減って通水できなくなったりすることがあります。

設置工事が必要になるので、比較的大手が参入していて、安心感はあります。

このタイプの浄水器は専用蛇口が元止め水栓になっています。これは、浄水器に水圧が掛からないようにして安全性を高めたもの。しかし、これにより浄水器の蛇口をひねっても通常の蛇口のようにはすぐには浄水が出てきません。(タイムラグ)

これは、浄水器本体から吐水部分に浄水が到達する時間がかかるためで、止めた後も、だらだら止まらないことも。通常の蛇口に慣れているとストレスを感じるかも知れません。

飲料水専用ならば比較的おすすめなのは、アメリカ等海外から輸入されているタイプ。

このタイプは先止め水栓を使っている場合もあり、この場合は使い勝手も良好です。

活性炭を粉状にして固めたブロック状活性炭を使用し、国際規格サイズで作られたタイプは、価格も手ごろで、処理能力も高く、抗菌剤として「銀(銀イオン)」も使っている場合はきちんと表示されています。

ただし、流通量が少ないし、あまり売っているとこがないですね。

日本に上陸しているメーカーは異形サイズのフィルターカートリッジを採用している場合が多く、

また、日本市場に合わせて元止めタイプにしているので使い勝手もあまりよくありません。

さらに、アメリカ製品は、活性炭が日本向けに配合されている訳ではないので、日本の水質に合うかどうかは不明です。

比較検討できればよいのですが、水の場合、飲んで比べてもなかなか分かりません。

そこで、コーヒーやお茶を入れて、比べてみたところ明らかに違いが現れました。

やはり日本向けに配合された活性炭を使った方が、お茶やコーヒーがおいしく感じられました。

アメリカ製のフィルターカートリッジを使った場合、コーヒーの苦みが全面に出る感じです。

 

【逆浸透膜浄水器(RO浄水器)】

飲料水専用ならば、フィルターの浄水能力を極限まで高めた「逆浸透膜(RO)浄水器」も選択肢のひとつです。数種類のフィルターを組み合わせ最後に非常に細かい(水の分子より少し大きいくらい)孔が開いたフィルムに、高い圧力をかけて、真水と、有害物質の含んだ水を分離する特殊な膜「逆浸透膜」を通して浄水する仕組み。

水質汚染が深刻なアメリカではよく見られるタイプですが日本での知名度は低いですね。純水に近づけた安全性の高い水ができるのは確かなのですが、使い勝手が悪すぎてストレスが溜まります。1分間に100CC(コップ半分)しか造水できないので一旦タンクに溜めてから使用します。タンクも8リットル程度しか溜まらないので、一度に水を使うと1時間は使用できません。

また浄水器の性質上、

1リットルの浄水(純水)を造るには5リットルの水が必要で残りの4リットルは捨て水になります。

水の中のミネラル成分を除去しますので、一般的な浄水と比較すると味は落ちます。そこで、ミネラルの再添加などの工夫が必要でこちらもコストがかかります。

メンテナンスも大変で手間がかかります。設置場所もキッチン下の収納スペースが半分を締めてしまう程大型な装置ですので、

鍋やフライパンの置き場所がなくなる!

と主婦からはとっても評判が悪いです。

もし購入するなら15万円~30万円はしますし、故障しやすく調整も大変です。フィルター交換以外のメンテナンスができる信頼のおける会社から買わないと痛い目に遭います。

逆浸透膜浄水器は、「コストの安い井戸水(安全性は問題があっても)」大量に使う飲料メーカーなどではメリットがあると思いますが、一般家庭ではメリットは少なくなります。

飲み水だけ安全にしても片手落ちの時代には不向きの商品となっており販売数もまったく伸びていません。

【セントラル浄水器(元栓取付型)】

セントラル浄水器(元付取付型)主に屋外に設置する大型の浄水器です。水道の配管に直結するので、家中の蛇口から浄水が得られます。新築の際に選ぶ方が増えてきていますが、未だ認知度の低い商品です。工事も必要で、価格は従来、工事費込みで80万円以上しましたが、40万円前後まで価格が下がってきています。フィルターろ材は、繊維状活性炭と活粒状の活性炭の組み合わせが中心です。繊維状活性炭は非常に表面積が大きく、簡単にいうと寿命が長い。反応が早い特徴があります。粒状の活性炭、特にヤシ殻活性炭は有害物質の守備範囲が広いろ材です。セントラルタイプは水の処理量を多くとる必要があるため、大型になります。大きい程、能力は高くなりますが、価格も高くなります。

配管内に雑菌が繁殖するのではないかと心配される方も多いようですが、そんな心配はありません。心配すると「銀」などの危険性が指摘されている抗菌剤が入ったタイプに目がいくのでご注意下さい。

設置場所と予算がゆるせばもっとも使い勝手のよい浄水器です。家中の全て蛇口から浄水が得られる便利さを体験すると後戻りできません。
しかし、フィルターろ材に効果の不明なセラミックボールや磁石を使っている場合も多いので見極める必要があります。

一般に認知されていない商品なので、各社性能に大差があります。
でも販売会社は良いことしかいいません。

例えば、フィルターカートリッジの目詰まりが早く頻繁に交換が必要だったり、2週間に一度逆洗浄のバルブ操作が必要だったり、水量がガクンと落ちるタイプも。

しかし、悪いことやデメリットは伏せられています。

だから、客観的な資料が大事になってきます。

 

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